私たち、日本医工ものづくりコモンズでは、「ものづくりサロン」という医療機器の開発プログラムを開催しています。
このサロンは、臨床ニーズを発表する医師と、開発を目指す企業との間で、開発に必要な議論を自由に、双方向に、活発にすることで、開発の課題を見つけ、それをケーススタディーとして学ぶ事ができる場を提供しています。
最近は、各地で、医工連携の元に、ものづくり企業による新製品の開発活動が活発に実施されていますが、現場からの声として「やはり医療機器開発は難しい・・」というのです。その理由は、技術・薬事・保険。知財の難題というよりも、折角開発しても売れないという現実です。即ち、売れる製品の開発戦略が描けていない、という問題です。
この背景を受けて我々は「ものづくりサロン」と称して、新しい形式の「開発をケーススタディーから学ぶ場」を提供しています。
この場では、開発経験者が多く参加しますので、医師と彼等との双方向の対話から、売れる製品の開発には「何が必要なのか」を学び、開発のヒントや、きっかけを掴んで頂く事が狙いです。
医療機器開発の未経験の企業の方は勿論の事、経験のある企業の方も、お互いに学ぶ事ができる場が「ものづくりサロン」です。このような場を通じて、医療機器開発が促進されることを期待しています。
下記の要領でサロンを開催いたしますので、奮ってご参加頂ますよう、お願いいたします。
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今回は勝呂名誉教授をお招きして、整形外科の開発テーマについてお話をして頂きます。
勝呂先生は、国産の整形インプラント等の開発を推進する日本の第一人者です。
多くの臨床経験から、日本人に合致した仕様などでアイディア豊富な臨床医です。現在でも未だ臨床の現場で活躍されています。
長年に亘る開発のご経験からのお話が楽しみです。
進行 東邦大学医療センター 整形外科 名誉教授 勝呂 徹 先生
総合司会 日本医工ものづくりコモンズ 理事 ・ 小林製薬株式会社 社友
日本メディカルネクスト医療機器事業統括本部 特別経営顧問 堀口 彰
■ 日時: 2015年4月21日(火) 15:30~20:00
■ 会場: 高度技術社会推進協会(TEPIA)地下会議室C
(東京都港区北青山2-8-44 銀座線外苑前駅下車 徒歩5分) →地図はこちら
■ 主催: 一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ
■ 募集数: 先着30社・30名 (以下のテーマの開発にご興味がある企業の方)
■ テーマ:「整形外科領域に於いて必要とされる医療機器とは何か?
{骨、関節、靭帯を中心に}」
■ 参加費: 一般の方・ものづくりコモンズ正会員の方 5,000円
ものづくりコモンズ賛助会員の方 4,000円
■ プログラム:
15:30~15:35 開会の挨拶
15:35~15:50 サロン進行の説明 日本医工ものづくりコモンズ 理事 堀口 彰
小林製薬株式会社 社友
日本メディカルネクスト医療機器事業統括本部 特別経営顧問
15:50~16:20 参加者全員による1分間スピーチ
* ものづくり企業の方は、カタログ、パンフレット等の資料をご用意されても結構です。
16:20~ 臨床からの開発テーマ発表 勝呂徹先生
東邦大学医療センター 整形外科 名誉教授
開発テーマ
「整形外科領域に於いて必要とされる医療機器とは何か?
{骨、関節、靭帯を中心に}」
17:50~ 休憩
18:00~ テーマを元に医師と企業との間で開発議論
上記のテーマを元にして、勝呂先生の進行により、企業と先生との間で双方向の自由な議論をして頂きます。
ここでは企業が、開発をするつもりで発言してもらうと一層議論が白熱します。
一方、医師も企業の本音を知る重要な機会として捉えていますので、開発に関する率直なご意見を発表して頂く事をお願いします。
*このサロンでは、ニーズとシーズとをマッチングする事が目的ではありません。
19:30 議論終了、名刺交換会
20:00 閉会
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参加ご希望の方は、以下のお申し込みフォームに必要事項をご記入の上、送信ボタンを押してお申し込みください。
■ ご注意: 秘密保持契約について
当日、秘密保持契約は締結致しませんが、このサロンで発表される臨床ニーズは、参加した企業が「開発を意図して、或いは、意図しなくても外部に口外される」場合には、発表した医師の事前了承を必ず取る事を参加の必須条件とします。
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更新日:2015/03/08