昆虫はその微小な寸法という制約の中で、感覚・脳・行動を発達させ、さまざまな環境下で適応的な機能を進化させてきました。このような昆虫が獲得した感覚・脳・行動の機能や機構の解明は、生物学的に重要なだけではなく、工学設計においても重要な手本となり、その設計には学ぶべきことが多いです。
昆虫の嗅覚による適応能力を評価し、その神経機構を解明するための新しいアプローチである「昆虫-ロボット融合システム(サイボーグ昆虫)」の研究や、昆虫脳をスーパーコンピュータ「京」に再現することで理解し、活用する研究を紹介します。また、遺伝子工学技術により昆虫の優れた生体機能を活用した匂いセンサや、昆虫自体をインテリジェントなセンサ(センサ昆虫)に改変する研究にも触れます。
~昆虫科学が拓く脳科学の世界~
◆日 時 2016年3月1日(火)13:00-14:30
◆会 場 電気通信大学 東3号館306会議室
◆講 師 神崎 亮平(東京大学先端科学技術研究センター 所長・教授)
◆司 会 中村 整(先進理工学専攻 教授)
◆題 目 昆虫とロボットの融合で探る脳科学
~脳を創り、理解し、活用する~
◆参加費 無料
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【お問い合わせ先】
山田 幸生(脳科学ライフサポート研究センター 特任教授)
メールアドレス:yamada@mce.uec.ac.jp
電話番号:042-443-5220
更新日:2016/02/10