現在、栃木県庁による医工連携の取り組みとして、自治医科大学において医療機器開発の意向をもつドクターから臨床ニーズが収集されております。
これらの臨床ニーズと製販企業とのマッチングに向け、現在、ドクターと製販企業の皆様との個別面談が進められています。マッチングが成立したときには、栃木県によるサポートを受け公的資金を活用しながら研究開発を進めることが想定されています。
情報管理の観点から、臨床ニーズは概要のみでございますが、ドクターとの個別面談の場で詳細を開示いただく流れでございます。
製販企業の皆様におかれましては、医工連携の観点から自治医科大学との関係強化の機会として、ぜひ積極的にご活用いただければと存じます。
■事業概要
栃木県「医工連携促進支援事業(第2回実践編)」
■臨床ニーズの提案者および課題
(1)大静脈出血に対する止血装置に関する開発・改良
救急医学 ドクター
先端医療技術開発センター・医療技術トレーニング部門
(2)鏡視下手術用エネルギーデバイスからミストや煙を排気する装置
消化器一般外科 ドクター
(3)鏡視下手術に用いる術野展開のための圧排鈎に関する開発・改良
消化器一般外科 ドクター
(4)長期徐放型薬剤硬膜外腔留置システムに関する開発・改良
麻酔科 ドクター
(5)自動糸結び機器に関する開発
心臓血管外科 ドクター
(6)移植用臓器の閉鎖系灌流培養システムに関する開発・改良
動物資源開発部門 ドクター
■ドクター個別面談のお申し込み、お問い合わせ
◇申込期間:9月25日~10月13日
◇申込方法:メールまたは電話にてお申し込みください
[担当] 齋藤至都(さいとう しづ)
栃木県産業労働観光部工業振興課
[電話] 028-623-3249
[メール]saitous17@pref.tochigi.lg.jp
■自治医科大学・臨床ニーズセミナー
12月9日、自治医科大学にて、臨床ニーズセミナーが開催されます。自治医科大学学長 永井良三先生より「自治医科大学が進める医工連携」 のご講義がございます。製販企業の方々におかれましては、ぜひ積極的にご参加いただけますと幸いです。
開催日:2015年12月9日(水)
会 場:自治医科大学
ア 基調講演:
(ア)自治医科大学の進める医工連携について
永井良三 自治医科大学 学長
(イ)日本医工ものづくりコモンズの進める医工連携について
柏野聡彦 日本医工ものづくりコモンズ 理事
(ウ)関東経済産業局の進める医工連携について
経済産業省関東経済産業局次世代産業課
イ 臨床現場からの医療ニーズの発表 2~3テーマ(1件20分程度)
ウ 製販企業による発表及び質疑等
・製販企業(ラインナップ製品を多数持つ製販企業)による自社製品の特徴
説明と、イの医療ニーズに関する内容分析結果の発表
更新日:2015/10/02