【主催】学校法人北里研究所 知財・研究推進部
【協力】一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ
第3回北里産学連携セミナー
「看護・リハビリテーション医療分野における
注目技術と産学連携」
2020年4月制定の学校法人北里研究所知的財産ポリシーに基づき、学内の優れた研究成果を発掘するとともに学外に発信して、産業界との新たな人的交流や共同研究開発を促進し、研究成果の社会実装や新規事業を創出させる事を目的に本セミナーを開催します。
第3回のテーマは「看護・リハビリテーション医療分野における注目技術と産学連携」です。
◆日 時 2023年11月24日(金)17:00~19:05
◆場 所 Zoomウェビナーにてオンライン開催
◆参加費 参加費無料(事前申込制)
◆対 象 学内(学生・教職員)・学外問わず、どなたでも参加いただけます
■プログラム
17:00 開会挨拶
17:05-17:45
基調講演:「運動器リハビリテーション領域における産学連携の経験とその課題
-体操評価付き健康啓発ロボットシステム-」
高平 尚伸 先生
北里大学医療衛生学部 リハビリテーション学科 教授
北里大学大学院 医療系研究科長
ロコモやフレイルには予防運動トレーニングが推奨されているが、その運動の正確性の向上
やアドヒアランスの改善が課題である。ロボットシステムはその対象者へのモチベーション
を向上させ、主体的かつ継続的な取り組みを可能にし、将来の医療現場での働き方改革に有
用で少子高齢化社会へ活用できる。私の研究室では、その課題解決策としてロボットシステ
ムを考案・開発し、産学連携として展開してきた。その経験を紹介したい。
17:45-18:25
「リハビリテーション現場から生まれた北里式母指CM関節装具の開発
-特許取得から臨床研究、商品化までの軌跡-」
佐々木 秀一 先生
北里大学病院リハビリテーション部・主任(医学博士)
作業療法士は手の外科領域のリハビリを専門とし、手の症状に合わせて装具を作成する。約
10年前に当作業療法部門で母指CM関節症患者に対して、運動学的に有用性が高いオリジナル
の母指装具を考案した。特許取得から企業との試作品の開発、臨床研究による効果の検証、
そして商品化までの流れを中心に述べたい。現場から生まれたアイディアを具現化し、商
品化することで、北里から生まれた知財と医療資源を守り、多くの患者様に使用していた
だくことで新たな形の社会貢献となり得ると考える。
18:25-19:05
「病棟看護師の臨床疑問を活用した産業連携
-人工股関節置換術後股関節脱臼予防のための外転枕商品開発-」
森下 未来 先生
北里大学メディカルセンター 医療福祉支援センター 主任/看護師
病院勤務の看護師は、臨床疑問に対して現場にある資源を活用して対応することが多いが、
その臨床疑問を産業と連携する事で多くの可能性があると考える。可能性を広げるための
課題の1つとして、産業連携の症例数が少なく方法がわからないため踏み込みにくいこと
が挙げられる。今回、看護師の臨床疑問を活かし、人口股関節置換術後股関節脱臼予防の
ための外転枕を商品開発する事ができたため、症例の1つとして紹介したい。
■参加申し込み方法
こちらよりお申込み下さい
▽北里研究所のご案内ページはこちら
▽チラシはこちら
■お問い合わせ
主催:学校法人北里研究所 知財・研究推進部
E-mail ksuisin@kitasato-u.ac.jp
協力:一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ
更新日:2023/11/16