学会

第6回 医療機器レギュラトリーサイエンス研究会(2012/10/19)

2012年4月より産総研コンソーシアムとして発足した「医療機器レギュラトリーサイエンス研究会」では、来る10月19日(金)、第6回研究会を開催致します。

会員向けの研究会ですが、会員外の方も入会を前提に参加可能です。
会員外で参加ご希望の方は、以下のサイトをご参照の上、レギュラトリーサイエンス研究会 事務局までお問い合わせください。
(年会費(研究会2回分)は一般個人会員6,000円 公的機関個人会員(大学,官庁,自治体,独法)無料)
→ レギュラトリーサイエンス研究会 次回研究会開催案内

■ 開催日時: 2012年 10月 19日(金) 14:00~18:00
■ 場 所:  (独)産業技術総合研究所 臨海副都心センター別館11階会議室
         〒135-0064東京都江東区青海2‐4‐7
        (新橋からゆりかもめでテレコムセンター下車)
■ 協 賛:  (社)日本生体医工学会 医療機器に関するレギュラトリーサイエンス
                     専門別研究会、日本医工ものつくりコモンズ、(NPO)医工連携推進機構、
                      (株)MICメディカル
■ 参加費: 会員制に移行し、会員は無料

14:00~14:10 会長挨拶 山根隆志

講演1 14:10~15:10 質疑応答15:10~15:20
「再生医療製品の評価指標について
―次世代医療機器評価指標作成事業 再生医療分野―」
国立医薬品食品衛生研究所 医療機器部  澤田留美、加藤玲子、松岡厚子

概要:平成17年度より厚生労働省と経済産業省が連携を図りつつガイドライン
事業を行っている。厚生労働省では、近い将来上市される可能性が高い次世代
医療機器の分野について、開発段階から承認審査を見通した評価指標を検討し
作成している。再生医療審査WGでは、これまでに5つの評価指標素案(重症心不
全細胞治療用細胞シート、角膜上皮細胞シート、角膜内皮細胞シート、関節軟
骨再生、歯周組織治療用細胞シート)を作成し、それらは全て厚生労働省医療
機器審査管理室長通知として公表されている。それぞれの評価指標の作成にあ
たっての討議概要を含め、その内容について紹介する。

講演2 15:20~16:20 質疑応答16:20~16:30
「再生医療製品製造設備と培養装置について」
大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻 教授 紀ノ岡 正博

概要:体外で増幅・分化した培養細胞・組織を患者疾患部へ移植し治癒を行う
再生医療では、細胞を培養する複雑な操作が含まれており、培養環境を調整す
るための「培養装置」は、今後、重要な要素技術となる.培養装置には、細胞
治療や再生医療のためのヒト細胞・組織を対象とする場合、従来の培養技術を
活かしつつ、ヒト治療への利用という特殊性と、使用する細胞・組織培養の固
有の特徴とを考慮した技術展開が望まれている.本発表では、細胞培養施設な
らびに培養装置の在り方を示し、製造における「安全、安心、安価」を担保す
べく、細胞単離、細胞初代・大量継代培養、細胞シート作製・積層化による一
貫した工程に関し、flexible modular platform を提案し、新設計を導入した
無菌的自動化装置(組織ファクトリー)開発ならびに標準化の取組みを示し、
製造プロセスにおける培養装置・製造設備の考え方を議論する。

講演3 16:40~17:40 質疑応答17:40~17:50
「ステントの承認審査の経験から」
東北大学 教授(もとPMDA審査役代理) 池田 浩治

概要:これまでにわが国で承認されたステントについて、PMDAと学会との連携
の下で実施した審査経験を、審査報告書に基づいて解説していただく。(仮)

17:50~18:00 副会長挨拶 廣瀬志弘
18:15~19:30 交流会 (講師はご招待)

更新日:2012/08/24